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犬 の 感 覚 器 官 |
犬の感覚器官は、出生と同時にすべてが機能するのではなく、それぞれ段階的に働くといわれます。 嗅覚は出生と同時に働き、聴覚は生後2週間位から、視覚は生後10日位から瞼を開け始め、3週間位からようやく物が見えるといわれます。 |
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臭いの感覚は、臭いのみから得られる場合と、味との組み合わせから得られる場合があり、犬は人に比べて、臭いに依存する度合いが著しく高くなっているようです。 |
臭気の種類 | 倍 率 |
酸臭 | 1億倍 |
吉草根(きっそうこん)の香気 | 170万倍 |
腐敗バター臭 | 80万倍 |
スミレの花臭 | 3000倍 |
ニンニク臭 | 2000倍 |
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自然界に存在するいろいろな周波数の音の中から、犬は65〜50,000Hz(ヘルツ)の周波数の音をとらえることができるといわれています。 |
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犬の眼は、近眼で100メートル離れた場所に立っている人の区別がつかないといわれています。近くのものもでは100cm以上近くなると、はっきり見ることができないともいわれていますが、近くを見る視力は訓練により矯正が可能であるといわれています。また、日中の明るいところよりも、暗がりでもっともよく見えるようになっているようです。 |
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味の基本感覚は、甘味、酸味、苦味、塩味からの4つに区別され、これらが組みあわさって多様な味が構成されます。この味覚は、人も犬も舌の表面にあるざらざらした味蕾(みらい)といわれるところで感じとりますが、この味蕾の数によって感覚が変るといわれています。 |
この内容は、【林良博 監修・イラストでみる犬学・P.46〜52・講談社・(2000)】を参考にさせて頂きました。 |
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