協会の御案内

沿革

昭和7年(1932) 当協会の前身であります社団法人・帝国軍用犬協会(KV)が東京神田の地において、シェパード(S犬)、エアデール・テリア(A犬)、ドーベルマン(D犬)の3犬種を使役犬種として発足しましたが、昭和20年(1945年)8月の終戦と共に自然解散となりました。
軍用犬
ドーベルマン
昭和22年(1947) 3月、戦後の治安の不安もあってシェパード犬などの需要が高まり、それに伴って海外から帰還した犬関係者などの旧会員、愛犬家も復活するようになって、東京上野(現在の場所とは違います)の地において「愛犬という趣味を通じて社会に貢献する」という新しい趣旨をスローガンに当協会が発足しました。この年の4月に第1回の日本チャンピオン決定審査会を東京・上野公園において開催しました。
昭和25年(1950) 11月、第1回の日本訓練チャンピオン決定競技会を茨城県・大洗において開催し、出場犬18頭でチャンピオンの座が競われましたが、現在のように科目分けはありませんでした。会報「警察犬」もこの年に創刊となりました。

昭和30年に発行された「警察犬」

昭和30年に発行された「警察犬」

現在の会報「警察犬」

現在の会報「警察犬」
昭和26年(1951) 協会事務所が火災による類焼をうけ、血統書原簿が半焼けのまま残っただけで大部分の書類を焼失しましたが、復興作業を急ぎ翌年に本部事務所を一時的に東京浅草に移転し、この年10月に東京秋葉原(JR高架線下)の地に移転しました。
昭和33年(1958)

警察犬指定犬種も当初、S犬、A犬、D犬の3犬種でスタートしましたが新たにコリー(C犬)とボクサー(B犬)犬種が加わり警察犬指定犬種が5犬種となりました。

昭和40年(1965) 嘱託警察犬の重要性が高まり、全国的に嘱託警察犬制度が施行され、犯罪捜査等で府県警察の要請に更に積極的に協力するようになりました。
昭和42年(1967) 公認訓練所許可制度を採用しました。
昭和44年(1969) 嘱託警察犬の活躍の場も増え、全国の嘱託警察犬だけが出場する第1回の全日本嘱託警察犬競技大会を埼玉県・所沢市において開催し、東西の嘱託犬30頭が出場しました。

託警察犬競技大会

託警察犬競技大会

昭和48年(1973) 4月、本部事務所をそれまで使っていたところを別館として残し、少し離れたJR秋葉原駅前のビルに移転しました。
昭和59年1984) これまでの警察犬指定犬種5犬種に、更にこの当時から人気犬種でありました、ラブラドール・リトリーバー(L犬)犬種を警察犬指定犬種として追加指定し、6犬種としました。
ラブラドールリトリーバー
平成4年(1992) 11月、ゴールデン・リトリーバー(G犬)犬種を警察犬指定犬種として追加し、現在の7犬種としました。
ゴールデンリトリーバー
平成7年(1995) 11月、本部事務所を東京秋葉原から、現在の東京上野の7階建ての自社ビル「警察犬会館」に移転しました。
平成8年(1996) 9月、第1回のオールジャパングランドビクター展(シェパードだけの審査会)を東京・江戸川の河川敷で開催しました。
また、この年オリンピックがアメリカのアトランタで開催され、当協会でもこれにちなんで、第1回のオリンピックチャンピオン決定審査会を岐阜県の長良川河川敷で開催しました。
平成9年(1997) 当協会の創立50周年念祝賀会を東京・池之端で開催しました。
平成10年(1998) 5月、警察犬の服従性を競う第1回の全日本服従訓練競技大会を開催しました。

全日本服従訓練競技大会

全日本服従訓練競技大会

全日本服従訓練競技大会

平成12年(2000) 3月、協会本部主催として初めての公開訓練試験を開始しました。
 
平成13年(2001) 支部連合会と公認訓練士会を組織化しました。
平成15年(2003) 警察犬による防犯パトロールを開始
平成21年(2009) 12月、日本シェパード犬登録協会と合同で第1回のPD・JSVオールジャパングランドビクター展を開催しました。

PD・JSVオールジャパングランドビクター展

PD・JSVオールジャパングランドビクター展

PD・JSVオールジャパングランドビクター展

平成25年(2013) 平成24年12月27日付で内閣総理大臣から公益社団法人として認定され、過日、平成25年1月4日に移行登記手続きが完了し、新生公益社団法人として設立・発足いたしました。
平成28年(2016) 4月、第1回全日本臭気選別競技大会が埼玉県比企郡吉見町・吉見総合運動公園にて開催されました。
平成29年(2017) 12月、特別日本チャンピオン決定審査会が静岡県駿東郡小山町・須走総合グラウンドにて開催されました。